航空学生とは、航空自衛隊および海上自衛隊の中堅パイロットや戦術航空士となるための教育・訓練を受けるパイロット候補生の事です。採用された者は、山口県防府市(航空自衛隊)、山口県小月市(海上自衛隊)でそれぞれ約2年間、パイロットとしての基礎訓練や将来の幹部自衛官としての基本訓練を受けます。卒業後は飛行幹部候補生としてフライトコース(実際に航空機を操縦する訓練課程)に進み、入隊から約6年で3等空尉に任官します。
 現在、航空自衛隊のパイロットの約6割はこの航空学生出身者で占められ、日本の防空に無くてはならない存在となっています。また、防衛大学・一般大学出身の候補生と比べて最も若い年齢から操縦桿を握ることができ、日本全国の飛行隊でその若さと厳しい訓練で培った操縦技術を如何なく発揮しています。
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