二次試験の詳細

身体検査の基準
検査項目 基  準
身  長 158cm以上190cm以下
胸囲・体重 身長と均衡を保っているもの(合格基準表参照)
肺 活 量 3,000cc以上(女子2,400cc以上)
握  力 両側とも30kg以上
呼吸停止時間 50秒以上
脈  拍 安静時100以下
血  圧 坐位で最高140mmHg以下100mmHg以上、最低90mmHg以下50mmHg以上のもの
視  力 遠距離視力裸眼で両眼とも0.6以上、矯正視力が1.0以上、中距離裸眼視力又は矯正視力が0.2以上、近距離裸眼視力が1.0以上で、近視矯正手術(オルソケラトロジーを含む。)を受けていないこと。
視  器 斜位、眼球運動、視野、調節力、夜間視力、色覚等に異常のないもの
聴  力 オージオメータによる検査で正常なもの
歯牙の良好なもの(治療ずみ可)
そ の 他 操縦士として航空勤務に支障のないもの
[解説]
  通常の身体検査と大差はありませんが、視力検査だけは通常馴染みのない項目が多数あります。遠視力のほかに、近視力、視野、夜間視力はどが検査されます。どの検査も特にスーパーマンのような能力は要求されませんが、その代わりどこか一つでも悪ければダメ、といった感じです。もちろん、ウワサのア●ルの検査もあります。検査前日は必ずお風呂に入っておきましょうね。赤文字の数字は、私が入隊した当時の数字と変更になっており部分です。


口述試験・適性検査
検査項目 内 容
口述検査(面接)  試験官による面接。
適性検査 一般の知能検査と同等の内容
[解説]
  口述検査(面接)では、本人の性格や志望の動機、どのくらいパイロットになりたいのか、などを様々な形で確認されます。ここでは、強い意志をもって正面からパイロットになりたい気持ちを述べた方がいいようです。 試験管の質問は時に意地の悪いものもあります(たとえば、途中でクビになったらどうするか、海上自衛隊の航空学生に回されたらどうするか...など)が、優柔不断な態度は取らず、きっぱりと自分の考えを述べるようにしましよう。
 二次試験でも適性検査がありますが、内容は性格検査や知能検査などで、一次試験での適性検査とは内容が異なります。この試験は特に問題はないでしょう。