[解説]
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実際に飛行機を操縦するのはもちろん初めての方ばかりですので、初日と二日目は主に座学(操縦法)を中心に行います。座学では教官による操縦法の解説のほか、教材(コックピット三面図・ビデオなど)を使った自習などが行われます。また、自由時間内もコックピットのモックアップ(実物大模型)等を解放しており、受験生は自由に練習を行うことができます。三日目からいよいよ実機に搭乗しての検査が始まります。検査はまず教官のデモの後、受験生の練習があり、そして本検査という順序で行われます。しかし、検査が回を追うごとに教官のデモや学生の練習は無くなり、4回目のフライトではいきなり本検査となります。 |
検査では、操縦技量の優劣よりも4回のフライトでどれくらい成長するか、教官の助言をどれだけ操作にフィードバックできるか、などが判断されるようです。同時にエアシック(飛行機酔い)等も見られているようです。(ただし、飛行機酔いしたから不合格というワケではないようです)また、フライトの後には必ず尿検査が行われ、上空での生理的な変化の度合いを検査されます。 |
まあ、このように書くととても難しい試験のように感じますが、本物の飛行機を自分の手で操縦できるチャンスで、とても胸躍る体験をすることができます。EXでの体験は、検査の合否に関わらず一生の思い出となるでしょう。 |